映画に感謝を捧ぐ! 「おいしいコーヒーの真実」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はマーク・フランシス&ニック・フランシス監督の
「おいしいコーヒーの真実」に感謝を捧げようと思います。
コーヒー業界&農家に関する一部を記録した本作は
クールでありながらも過激&濃厚なドキュメンタリー映画であります。
「コーヒー」を通じて世界経済の舞台裏に迫る大胆さと
娯楽的誇張を抑制した映像&音楽が
融合することによって生じる記録映像的科学反応は
私に「段階的スケール感増幅術」・「飲食物と社会の関係」
「大国&大企業のモンスター性」・「社会派ドキュメンタリー技法」の
一端を目の当たりにする機会をもたらしました。
(協力者への感謝と更なる情報提供への情熱に溢れた
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「経済系教材映像」屈指の過激派であると言えるでしょう。
「コーヒー産業」の舞台裏に迫ると見せかけて
国際社会の暗部を静かにえぐり出す奇襲戦術に圧倒される本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。