映画に感謝を捧ぐ! 「ニューヨーク・ミニット」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はデニー・ゴードン監督の「ニューヨーク・ミニット」に  感謝を捧げようと思います。  ニューヨークを訪れた双子姉妹がもたらす  珍騒動を描いた本作は  各種娯楽映画技法と地域効果が喜劇的に絡み合う  女性映画であります。  ニューヨークの持つ「ごった煮的魅力」  アイドル映画的キャラクター造形  サスペンス+MTV的映像技&音楽  活劇+喜劇的アクション・シーン  人情劇風味による奇襲が一体となる光景は  私に「スターの効能」・「舞台の特性」  「シリアスとユーモアを結ぶ絆」を生かした物語&映像作りの一形態を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (力業の限りを尽くしたハッピー・エンドから  音楽映画的後日談へと着地するという手法を試みた    挑戦作であるという点も見逃せません。)  まさに「アイドル系ドタバタ喜劇」の一翼を担う  作品であると言えるでしょう。  主演女優M・K・オルセン&A・オルセンの持ち味  ニューヨークの魅力&怪しさ  青春映画&巻き込まれ映画の王道を  ドタバタ喜劇的に加工する技法が一堂に会した本作と  生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。