映画に感謝を捧ぐ! 「スウィート・ホーム(2015年版)」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はラファ・マルティネス監督の「スウィート・ホーム(2015年版)」に  感謝を捧げようと思います。  アパートに侵入した謎の一団に立ち向かう  男女2人の運命を描いた本作は  神秘性と猟奇性が交錯する巻き込まれ映画であります。  空間限定型アクションからホラーへと向かうストーリー  怪奇風味漂う舞台&色彩  スペインの危険な住宅事情が一体となる光景は  私に、予算&人員的制約をアイデアで補う  映画作りの醍醐味と  映画における「色」の重要性を  再認識する機会をもたらしました。  (勧善懲悪の衣を纏いながらも  陰鬱な空気を放つ幕切れが  都会の冷酷さを写し出している点も見逃せません。)  まさに「スペイン系ジャンル移動型映画」の雄と  呼びたくなる作品であると言えるでしょう。  「ダイ・ハード」、「13日の金曜日」の持ち味と  残酷童話的画作り&娯楽的サディズムが見事に調和した本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。