映画に感謝を捧ぐ! 「ハチャメチャドライブ」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はALEX LOVY&R.SOMERVILLE監督の「ハチャメチャドライブ」に  感謝を捧げようと思います。  ウォルター・ラッツによって創造されたキャラクター  「ウッディ・ウッドペッカー」による主演作の一つとなる本作は  のどかなユーモアとブラック・ユーモアが交錯するアニメーション映画であります。  車に対する認識のギャグ漫画的加工  サイレント喜劇的警官認識、スター主義  冒険活劇+ドタバタ喜劇的スリル&サスペンスが一体となる光景は  私に「車」の持つ可能性の大きさ、交通警官が抱えるリスク  「スピード」によって生成される狂気を  アニメーション映画的に表現する手法の一形態を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (残酷&反道徳的な状況をユーモラスに表現した幕切れを通じて  「幸不幸は考え方次第である」というメッセージを発する  作品であるという点も見逃せません。)  まさに「軽量級道中喜劇」界の軽快なる過激作であると言えるでしょう。  「W・ウッドペッカー」の道化&アウトロー的魅力  車&スピード違反の取り締まりを利用した小ネタの数々    和やかな毒気に包まれた反権威精神が炸裂する本作と  生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。