映画に感謝を捧ぐ! 「西部無法時代」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジョセフ・ケイン監督の「西部無法時代」に
感謝を捧げようと思います。
ワイオミング準州を荒らす無法者集団に立ち向かう
男たちの運命を描いた本作は
武闘的効率性に溢れた西部劇であります。
「主演男優J・ウェイン&アクション・シーンを引き立てる存在」に
徹し続けるストーリーと
西部劇の王道を駆使しつつ戦争映画的方向へと向かう
演出が一体となる光景は
私に「目的となる部分に全力を注いだ作劇法&演出法」と
「暇つぶし規模のスケール感を保ち続ける娯楽映画」の醍醐味を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(過度の説明台詞に依存することなく「ワイオミングの勝利」を伝える姿が心地良い
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「軽量級活劇系西部劇」の雄と呼ぶにふさわしい
作品であると言えるでしょう。
人々が娯楽西部劇に求める要素を押さえつつ
「ワイオミング史」の一端を写し出す本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。