映画に感謝を捧ぐ! 「スプリングフィールド銃」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はアンドレ・ド・トス監督の「スプリングフィールド銃」に  感謝を捧げようと思います。  北軍中佐「カーニー」と彼を取り巻く人々の  運命を描いた本作は  活劇性によって時代&ジャンルの垣根を越えた  西部劇であります。  戦争映画と潜入捜査劇の特性を融合させ  西部劇の装飾を施す事によって生を受けた  ストーリー&演出、キャラクター造形が  「アクション・シーン」を盛り上げるために奮闘する光景は  私に「見せるべきポイント」を的確に押さえた娯楽映画の醍醐味と  アメリカにおける「銃&スパイ」の立場&歴史の一端を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (アクション・ヒーローの魅力よりも  組織&兵器の重要性に重きを置くかのような  決着→幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「スパイ活劇系西部劇」の一翼を担う  作品であると言えるでしょう。  西部劇時代と近代を融合させたかのような佇まいと  アクション&銃マニア的サービス精神に彩られた本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。