映画に感謝を捧ぐ! 「勇敢な機関士」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はジャック・キニー監督の「勇敢な機関士」に  感謝を捧げようと思います。  機関士「ケーシー・ジョーンズ」の生涯をもとにして作られた  バラードを映画化した本作は  現実と夢が交錯するアニメーション映画であります。  ケーシー・ジョーンズの壮絶な生き様と  ディズニー的サービス精神の出会いによって生を受けた  ストーリー&演出、キャラクター造形が  警戒且つ生真面目に進行する光景は  私に「英雄伝説と歴史の関係」に関する一考察と  「映画的宣伝戦術&倫理教育」の一形態を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (冷酷なる史実と英雄への愛が壮絶にぶつかり合った後  「愛」の勝利を掲げる幕切れが  英雄伝説の魅力&宿命を体現している点も見逃せません。)  まさに「喜劇系英雄伝」の一翼を担う作品であると言えるでしょう。  偉人伝、乗り物系災害映画、西部劇、ミュージカル  ギャグ漫画の魅力が一堂に会した本作と    生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。