映画に感謝を捧ぐ! 「サンタのオモチャ工房」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はウィルフレッド・ジャクソン監督の  「サンタのオモチャ工房」に感謝を捧げようと思います。  クリスマス・プレゼントを準備するサンタクロースと仲間たちの  運命を描いた本作は  クリスマス愛とミュージカル的サービス精神に  彩られたアニメーション映画であります。  陽気な音楽、挿入歌風台詞回し、見せ場主義的作劇法  舞踏風動作の限りを尽くして  「クリスマス・イブのサンタクロース事情」を描くという試みは  私に「クリスマスへの愛情表現」・「喜劇的労働描写」  「舞台技術とアニメーション技術の共同戦線」の  一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。  (「高揚感を保ちながら終幕を迎える」よう配慮された    明るくも生真面目な幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「軽量級クリスマス・ミュージカル」の雄と  呼ぶにふさわしい作品であると言えるでしょう。  「サンタクロースの舞台裏」「オモチャ作りの過程」に対する喜劇的解釈と  童話&舞台的サービス精神の赴くままに突き進む本作と  生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。