映画に感謝を捧ぐ! 「激突!電撃戦車戦Ⅳ 第3帝国の終焉」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回は「激突!電撃戦車戦Ⅳ 第3帝国の終焉」に
感謝を捧げようと思います。
記録映像シリーズ「激突!電撃戦車戦」の4作目となる本作は
マニア性と史劇性を高めながら第2次世界大戦の最終局面に迫る
大いなる章であります。
シリーズ全体を覆う「戦車マニア魂」を維持しつつ
ナチス・ドイツの舞台裏+戦術論に向かって進軍していく
映像&語り口は
私に「連合軍礼賛を抑制し、客観的に戦争を語ろうとする」精神と
戦車に対する思いを両立させながら
第2次大戦期のヨーロッパにおける「最終決戦」を見送ろうとする人々の奮闘ぶりを
目の当たりにする機会をもたらしました。
(連合軍の勝利よりも「戦車」を称える事によって
ある種の中立性を持った幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「戦車マニア目線の戦闘記録映像」として生を受けたシリーズの
大いなるクライマックスであると言えるでしょう。
連合軍の武勇よりも戦車にこだわる大胆さによって
宣伝戦術系の記録映像とは一線を画した存在となったシリーズの
最終章となる本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。