映画に感謝を捧ぐ! 「フォー・ザ・バーズ」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はラルフ・エグルストン監督の「フォー・ザ・バーズ」に  感謝を捧げようと思います。 電線&電柱に立つ鳥たちの運命を描いた本作は  陽性娯楽要素の粋を結集したアニメーション映画であります。  ミュージカル的鳴き声&集団芸  コメディ的状況設計、アクション的スリルが一堂に会した  ストーリー&アニメーション映像は  私に「軽量な世界に多彩な娯楽要素を詰め合わせる」  「日常のコメディ性をアニメ的に表現する」技法の一形態を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (和やかさの中に「ブラック・ユーモア性」を秘めた    幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「集団系動物喜劇」の一翼を担う  作品であると言えるでしょう。  極限までに軽量化された世界の中で  鳥たちの存在力&チームワークと  「限定された空間を最大限に生かす」発想力に圧倒される本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。