映画に感謝を捧ぐ! 「ガンスモーク(1953年版)」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はネイサン・ジュラン監督の「ガンスモーク(1953年版)」に  感謝を捧げようと思います。
ガンスモーク [DVD]
ブロードウェイ
2016-01-08

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 ガンマンから牧場主となった男「レフ・キトリッジ」の  運命を描いた本作は  優等生的でありながらも豪快な西部劇であります。  娯楽西部劇にありがちな要素を的確に押さえる堅実さ  ストーリーの強引さをスピード感によって覆い隠す知略  暇つぶし規模の枠内で人間関係を二転三転させる大胆さが  一体となる光景は  私に「暴力と人情の出会いがもたらす科学反応」と  「ワンマン・ヒーローと集団抗争劇を共存させる手法」の一形態を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (アクション・ヒーロー的武勇よりも男気&ロマンスを重んじる  決着の付け方となっている点も見逃せません。)  まさに「武闘派癒し系西部劇」の一翼を担う    作品であると言えるでしょう。  極道と正義漢、量産型西部劇的サービス精神と実験精神が  軽やかに混ざり合う本作と  生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。