映画に感謝を捧ぐ! 「壮烈!敵前上陸」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はジョセフ・ケイン監督の「壮烈!敵前上陸」に  感謝を捧げようと思います。  造船工から沿岸警備隊員となった男「トム・ローク」と  彼を取り巻く人々の運命を描いた本作は  娯楽要素と情報戦術要素を兼ね備えた戦争映画であります。  沿岸警備隊の宣伝、ロマンス、異文化交流  アクションを融合させることによって    生を受けたストーリー&演出、キャラクター造形は  私に「宣伝技法と娯楽技法の共同戦線」と  「軍隊による支援」がもたらす効能&制約の    一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。  (戦争の非情さを示した後  状況設明台詞を利用した編集術によって  「万事解決のハッピー・エンド」に仕立て上げる豪腕ぶりに  圧倒される幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「沿岸警備隊入門」の一翼を担う  作品であると言えるでしょう。  娯楽的サービス精神、アメリカ軍礼賛精神  教材精神が複雑に絡み合う本作と  生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。