映画に感謝を捧ぐ! 「リリス(2006年版)」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。    今回はマーク・ヴァディク監督の「リリス(2006年版)」に  感謝を捧げようと思います。
リリス [DVD]
アルバトロス
2007-08-03

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト
 女神「リリス」の召還に挑んだ少女5人の運命を描いた本作は  奇策性と緩やかさに彩られたポルノ映画であります。    悪霊系ホラー風に幕を開け  幻惑的表現法を多用しつつ  軽量感満載の残酷描写&セックス・シーンを披露する  ストーリー&演出は  私に「見せたいポイント」に力を集中する映画作りの醍醐味と  「ホラー映画的ハッタリ戦術&ポルノ映画的人間模様」の一形態を  目の当たりにする機会をもたらしました。   (伏線回収やハッピー・エンド願望よりも  「ホラー映画の定番」に忠実であることを選んだ  幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「悪霊系ポルノ」の一翼を担う  珍作であると言えるでしょう。  ホラー映画とポルノ映画の秘めたる共通項と  「思わせぶり表現」を徹底追求した  作劇法&映像技の醍醐味を体現する本作と  生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。