映画に感謝を捧ぐ! 「ブルー・ランジェリー 青い下着の女」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はデビッド・バーカー監督の
「ブルー・ランジェリー 青い下着の女」に感謝を捧げようと思います。
男女6人の危険な一夜を描いた本作は
クールな凶悪性に彩られたサスペンス映画であります。
ホラー映画級の残酷描写&人命軽視と
幻惑的表現法の数々を駆使しつつ
淡々と進行するストーリー&演出は
私に「残酷趣味と性欲を結ぶ絆」と
「サスペンス的ハッタリ精神と効率主義の共同戦線」の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(論理性を無視したハッピー・エンドへと着地しながら
不吉さを煽る幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「一夜漬けサスペンス」史上屈指の
珍作であると言えるでしょう。
見世物的残酷さ&お色気と
M・N・シャマラン監督作の流れを汲む思わせぶり技法が
静かに絡み合う本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。