映画に感謝を捧ぐ! 「辺境の町フロンティア」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はカール・L・ピアソン監督の「辺境の町フロンティア」に
感謝を捧げようと思います。
ジョン・ウェイン ベストコレクション 〈シルバーボックス〉 DVD10枚組 ACC-123
フロンティア(西部開拓地)に秩序をもたらそうと
奮闘する人々の運命を描いた本作は
アメリカ史の一端を娯楽的に写し出す西部劇であります。
アメリカ開拓史、復讐西部劇、集団抗争劇を
融合させることによって生を受けたストーリー&演出が
効率主義+見せ場的に進行する光景は
私に「見せたいポイント」以外を巧みに省略する技法と
「社会秩序生成&公私混同抑制への道」を
西部劇的に表現する手法の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(ヒーローの活躍よりも男の友情&開拓者への愛に重きを置いた
決着→幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「史劇系量産型西部劇」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
西部劇ヒーローJ・ウェイン、西部劇アクション
暇つぶし映画の魅力を余すところなく発揮しつつ
「保安官による秩序維持体制」誕生への道を世に示した本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。