映画に感謝を捧ぐ! 「美人妻日記 隣の芝は」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回は城定夫監督の「美人妻日記 隣の芝は」に
感謝を捧げようと思います。
作家「柴田民夫」と隣家の主婦「芝田麻子」の
運命を描いた本作は
男性的欲求と癒し要素が交錯する和製ポルノ映画であります。
「隣人同士の不倫」を題材としつつ
ラブ・コメディ+ホームドラマ的和やかさで進行する
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「夫婦間の精神的断絶」を解決する方法に関する一考察と
過激な題材を人情喜劇風に表現する手法の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(不倫映画史上屈指の「平和的解決」を通じて
人生のユーモア性&神秘性を写し出すと同時に
感動作の領域に到達した幕切れとなっている点も
見逃せません。)
まさに緩やかな人生訓に包まれた
「和製不倫喜劇」であると言えるでしょう。
ポルノ性とストーリー性、効率性と人情味の均整を保ちつつ
不遇の人生を送る男女2人の「再生」を描いた本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。