映画に感謝を捧ぐ! 「プリズン・アイランド 残虐非道女刑務所」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はアンドレアス・ベスマン監督の
「プリズン・アイランド 残虐非道女刑務所」に感謝を捧げようと思います。
刑務所内で行われる残虐行為を世に示し
仲間を救うために脱獄した女囚「ジェニファー」の
運命を描いた本作は
映像作品史上屈指の「野獣性」を感じさせる
大怪作であります。
ホラー的残酷描写&ポルノ的性描写に
申し訳程度の物語性を添えることによって生を受けた
ストーリー&演出が荒れ狂う光景は
私に「暇つぶし規模の時間で精神力を鍛える」教材と
「性欲+サディズム」と見せ場主義を融合させ
倫理&論理の枠を破壊する事によって生じる
科学反応の一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(一切の希望を打ち砕き、絶望感を極めることによって
「敵役によるハッピー・エンド」の領域に到達した
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「サディズム&凶悪エロティシズム系ホラー」の極限を目指して突き進む
悪魔的作品であると言えるでしょう。
状況設明&大衆娯楽的サービスを極限まで抑制し
犯罪者と看守、残酷さと滑稽さ、理不尽さと現実感
性欲と暴力欲の近似性を追い求める姿に圧倒される本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。