映画に感謝を捧ぐ! 「プロトタイプ・ターミネーター」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はマイク・コンウェイ監督・出演の
「プロトタイプ・ターミネーター」に感謝を捧げようと思います。
宇宙船の不時着によって視力を失った男「ジェイソン」と
彼を取り巻く人々の運命を描いた本作は
SF映画史上屈指の「迷宮ぶり」を発揮する珍作であります。
宇宙系SFからエイリアン系SFに転じた後
ロボット系SFへと向かっていくストーリーと
アトラクション風味満載の映像が一体となる光景は
私に、暇つぶし規模のスケール感&スピード感の中に
複数のSF要素を詰め込む実験と
「制御を失った愛情&コミュニケーション&情報源崩壊」がもたらす悲劇の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(清々しいまでに便乗商品風味満載の邦題と
悲劇とハッピー・エンドが緩やかに交錯する
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「コンビニ弁当型SF」の一翼を担う作品であると言えるでしょう。
王道精神と奇抜さ、残酷趣味+SF的ハッタリと倹約精神が
軽やか且つ豪快に絡み合うが本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。