映画に感謝を捧ぐ! 「続・光る眼/宇宙空間の恐怖」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はアントン・M・リーダー監督の

 「続・光る眼/宇宙空間の恐怖」に感謝を捧げようと想います。

未知空間の恐怖 光る眼 & 続・光る眼 宇宙空間の恐怖 [DVD]
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 1960年の映画「未知空間の恐怖/光る眼」の

 後日談となる本作は

 SF力を強化することによって生を受けた続編映画であります。

 「未知空間の恐怖/光る眼」の精神を継承しつつ

 国際的スケール感、心理戦要素、社会風刺風味を

 増大させることによって生を受けた

 ストーリー&演出、キャラクター造形は

 私に「モンスター映画的恐怖と反戦メッセージの共同戦線」と

 状況設明台詞&物量攻勢に依存しない「地球の危機生成術」の

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (「アクション映画的ハッピー・エンド」の装飾を纏いながら

 悲劇性&風刺性を重視した幕切れとなっている点も見逃せません。)

 

 まさに前作の特性を生かしながら

 「教訓系チャイルド・モンスター映画」の領域に到達した

 一作であると言えるでしょう。

 小規模映画的戦術性、大作映画的ハッタリ性

 社会派的メッセージ、子役俳優&女優陣の怪演が

 見世物的且つクールに絡み合う本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。