映画に感謝を捧ぐ! 「鉄腕ジョーンズ」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はD・ロス・レダーマン監督の「鉄腕ジョーンズ」に

 感謝を捧げようと思います。

西部劇 パーフェクトコレクション テキサスから来た男 ACC-155 [DVD]
西部劇 パーフェクトコレクション テキサスから来た男 ACC-155 [DVD]

 保安官「バック・ゴードン」と彼を取り巻く人々の

 運命を描いた本作は

 物語性と暇つぶし映画的サービス精神が

 絶妙のバランスで配合された西部劇であります。

 

 「抗争に翻弄されるロマンス」・「人情と法治主義のせめぎ合い」

 「殺人事件の謎解き」と

 量産型西部劇的見せ場を並び立たせることに挑んだ

 ストーリー&演出、キャラクター造形は

 私に「アクション&サスペンスと人情劇の共同戦線」と

 「正義&平和を求める人間が抱える孤独」を

 西部劇的に表現する手法の一形態を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (西部劇的スリル&サスペンスを維持しつつ

 法律的解決を試みた「決着」となっている点も見逃せません。)

 まさに「家族&社会論系量産型西部劇」の雄と

 

 呼ぶにふさわしい作品であると言えるでしょう。

 効率的&スター主義的に物語を進行させつつ

 「武闘派ヒーロー伝」の枠を超えた存在に

 なろうとする姿に心打たれる本作と

 

 生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。