映画に感謝を捧ぐ! 「アリとキリギリス(1934年版)」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はウィルフレッド・ジャクソン監督の
「アリとキリギリス(1934年版)」に感謝を捧げようと思います。
同名のイソップ童話をもとにして1934年に作られた本作は
教材性と暇つぶし映画気質がバランス良く配合された
アニメーション映画であります。
「アリとキリギリス」の見せ場&メッセージを的確に押さえつつ
ミュージカル風味全開で突き進むストーリー&演出は
私に「倫理教育と娯楽の共同戦線」と
伝統文化とアニメーション映画技術の融合によって生じる
科学反応の一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(労働者と芸術家が互いの長所を生かし合いながら
共存していく姿に心打たれる幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「ディズニー流教育映画」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
童話&ミュージカル&人情喜劇の魅力と
社会派要素が軽快に絡み合う本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。