映画に感謝を捧ぐ! 「ハード・ロリータ~禁断の果実~」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はロマン・チャン監督の
「ハード・ロリータ~禁断の果実~」に感謝を捧げようと思います。
ロレッタ・リーのハード・ロリータ ~禁断の果実~ [DVD]
1977年の映画「パトリシアの夏」をもとにして作られた本作は
効率性と異文化交流の香りに満ちたポルノ映画であります。
アジア&ヨーロッパのラブストーリー・コメディ・ポルノ文化を
組み合わせることによって生を受けた
ストーリー&演出、キャラクター造形が軽やかに進行する光景は
私に「ポルノ的異文化交流」の一形態と
「旅」に宿る神秘性&背徳性の一端を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(様々な問題を静かなる力業で粉砕し
「ハッピー・エンド」へと導く姿に圧倒される
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「アジア流珍道中系ポルノ」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
観光旅行精神、ポルノ的サービス精神
ヨーロッパ+アジア的ユーモアの赴くままに突き進む本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。