映画に感謝を捧ぐ! 「デビル・リベンジャー 復讐の殺人者」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はデヴィッド・ウィニング監督の
「デビル・リベンジャー 復讐の殺人者」に感謝を捧げようと思います。
父の危機を知らされ、帰郷した女性「メラニー」と
彼女を取り巻く人々の運命を描いた本作は
壮絶なる積み込みぶりを発揮するモンスター映画であります。
山系ホラー、コミック・ムービー、異常心理サスペンスを
力業でつなぎ合わせることによって生を受けた
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「複数の狂気がぶつかり合う」事によって生じる科学反応と
復讐を進めることによって「殺害方法が単純化&無軌道化」していく
現象の一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(ホラー映画の定番と歪んだ親子愛が絡み合う
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「異常心理系コミック・ホラー」の称号にふさわしい
珍作であると言えるでしょう。
コミック・ヒーロー、ホラー・モンスター、猟奇殺人犯の
特性を組み合わせた「植物系怪物」の勇姿と
思わせぶり&出たとこ勝負感満載の物語に圧倒される本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を