映画に感謝を捧ぐ! 「拳銃魔」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジョセフ・H・ルイス監督の「拳銃魔」に
感謝を捧げようと思います。
マッキンレー・カンターの著書「Gun Crazy」を
もとにして作られた本作は
躍動感とこだわりに満ちた犯罪映画であります。
「銃社会」への警鐘と悪女映画&泥棒映画的サービス精神が
複雑に絡み合うストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「見せたいポイント&伝えたいメッセージ」を
的確に押さえた映画作りと
暇つぶし映画性と社会派性による共同戦線の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(銃に魅入られた&犯罪への道を選んだ人間の宿命と
恋愛悲劇の香りを兼ね備えた
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「泥棒系恋愛悲劇」の雄と呼ぶにふさわしい
作品であると言えるでしょう。
生真面目さと軽やかさ、アクションとロマンス
欲望&戦闘技術と理性がせめぎ合う本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。