映画に感謝を捧ぐ! 「バーニング・レスキュー」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はロバート・ヴォーン監督の「バーニング・レスキュー」に

 感謝を捧げようと思います。

バーニング・レスキュー [DVD]
バーニング・レスキュー [DVD]

 タワー・マンションで発生した火災に立ち向かう

 人々の運命を描いた本作は

 学習&ダイエット精神に秀でた災害映画であります。

 「タワーリング・インフェルノ」・「ダイ・ハード」の特性を取り込み

 効率化&軽量化させる事によって生を受けた

 ストーリー&演出、キャラクター造形は

 私に「大作&話題作の再利用法」と

 「スケール感&スピード感の適性範囲を保つ」技法の一形態を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (最終局面を覆う「感動誘発臭」を緩和する技法に即した

 幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「ビル火災映画入門」の一翼を担う作品であると言えるでしょう。

 人員+空間を抑制する事によるストーリー展開の効率化

 状況設明台詞によるスリル&サスペンスの補強

 物語の混乱を回避するための情報管理術を世に示すことによって

 後年の災害映画を導く「教科書」の一つとなった本作と

 生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。