映画に感謝を捧ぐ! 「群衆は叫ぶ」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はリチャード・ソープ監督の「群衆は叫ぶ」に
感謝を捧げようと思います。
ボクシング映画 コレクション 栄光のチャンプ 群衆は叫ぶ DVD10枚組 ACC-161
運命の悪戯によってプロボクサーとなった男「トミー・マッコイ」と
彼を取り巻く人々の運命を描いた本作は
アメリカ映画的サービス精神に満ちあふれた
ボクシング映画であります。
ホームドラマ・アクション・ロマンス・サスペンスを網羅しつつ
見せ場以外の部分を巧みに簡略化して
進行するストーリー&演出は
私に、娯楽作品における「見せるべきポイントを選ぶ」事の
重要性を再認識しつつ
「スポーツ系サクセス・ストーリー」・「堕落した男の再生劇」
「格差系ラブ・コメディ」を堪能する機会をもたらしました。
(効率主義+見せ場主義的描写法によって
ご都合主義臭を緩和する姿に心打たれる
「決着の付け方」となっている点も見逃せません。)
まさに「大衆食堂系ボクシング映画」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
ボクシング映画の王道と各種娯楽要素を組み合わせつつ
躍動感を保ち続ける物語&映像が心地良い本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。