映画に感謝を捧ぐ! 「ジェシカ 超次元からの侵略」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はウェス・クレイブン監督の

 「ジェシカ 超次元からの侵略」に感謝を捧げようと思います。

ジェシカ 超次元からの侵略 EMD-10029 [DVD]
ジェシカ 超次元からの侵略 EMD-10029 [DVD]

 科学者「マット」と彼を取り巻く人々の運命を描いた本作は

 渋味の利いた恐怖に彩られたモンスター映画であります。

 最小限度の特殊効果、俳優&女優陣の怪演

 サスペンス的情報管理術によって

 怪奇+SF的な恐怖を生成するという試みは

 私に「武力に依存しない世界侵略」と

 効率性と神秘性の均整を保った恐怖の一形態を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (状況設明台詞に依存せず、映像で語ることを追求した

 決着→幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「軽量級SF入り怪奇映画」の一翼を担う

 作品であると言えるでしょう。

 「ボディ・スナッチャー」の流れを汲む発想

 論理性よりも勢い+雰囲気で突き進む作劇法

 見世物的描写と絵画的描写を使い分ける映像技が

 

 一堂に会した本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。