映画に感謝を捧ぐ! 「三人の仲間」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はフランク・ボーゼージ監督の「三人の仲間」に
感謝を捧げようと思います。
戦争映画 パーフェクトコレクション 地獄の戦場 DVD10枚組 ACC-151
1920年のドイツで自動車修理店を営む
元兵士3人の運命を描いた本作は
歴史と娯楽映画の法則に則した日常劇であります。
第1次大戦直後のドイツ事情と
娯楽映画的アクション・サスペンス・ロマンス・ユーモア
人間模様を組み合わせることによって生を受けた
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に各種娯楽要素の均整を保ちつつ
「見せ場」を的確に盛り上げる技法と
「戦争の間接被害」を映画的に表現する手法の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(難病映画&極道映画的悲劇に覆われた状況を
「ハッピー・エンド」風に表現する幕切れとなっている点も
見逃せません。)
まさに「大衆娯楽系戦後復興劇」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
戦争映画、日常劇、史劇、恋愛+難病悲劇を融合させる豪快さと
効率性と人情味、メッセージ性と娯楽性の均整を保ち続ける
バランス感覚を兼ね備えた本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。