映画に感謝を捧ぐ! 「Gメン」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はウィリアム・キーリー監督の「Gメン」に
感謝を捧げようと思います。
弁護士からGメン(FBI特別捜査官)になった男
「ブリック・デービス」と彼を取り巻く人々の
運命を描いた本作は
後年の刑事映画を軽やかに導く作品であります。
実在の捜査過程とアクション映画的見せ場を
融合させたストーリー&演出によって
「Gメン」の宣伝と娯楽的サービスの両立を
図ろうという試みは
私に「刑事映画の方程式」の一端と
歴史教材性と娯楽性による共同戦線の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(極道俳優J・キャグニーを「正義のヒーロー」に据えるという
大胆且つ皮肉な配役が成されている点と
西部劇と近代武装&組織を融合させたかのような
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「Gメン&刑事映画入門」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
暇つぶし規模のスケール感&スピード感を維持しつつ
「FBI史の一部+刑事映画&宣伝用映像の作り方」を
世に知らしめた本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。