映画に感謝を捧ぐ! 「人類危機一髪! 巨大怪鳥の爪」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はフレッド・F・シアーズ監督の
「人類危機一髪! 巨大怪鳥の爪」に感謝を捧げようと思います。
謎の巨大鳥に立ち向かう人々の運命を描いた本作は
壮絶にして巧妙なチームプレイに
心打たれるモンスター映画であります。
状況設明台詞によるハッタリ+ストーリーの効率化と
軍事的支援体制によって
モンスター造形&特殊効果を補強するという試みは
私にと「科学的ハッタリ怪奇的思わせぶりの醍醐味」と
「緩い映像にスリル&サスペンスをもたらす技法」の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(ホラー的描写&躍動感によって
各種突っ込みポイントを覆い隠し
ハッピー・エンドの爽快感を高める幕切れと
なっている点も見逃せません。)
まさに「巨大生物映画入門」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
「恐怖の実態を曖昧化する」映像技と
巧妙なるスケール感水増し術によって
ユーモラスな雰囲気を放つ「巨大鳥」の
存在力&恐怖性を高めていく姿が心地良い本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。