映画に感謝を捧ぐ! 「前科者(1939年版)」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はロイド・ベーコン監督の「前科者(1939年版)」に
感謝を捧げようと思います。
ギャング映画 コレクション 暗黒街の掟 白熱 DVD10枚組 ACC-167
刑務所を仮釈放となった男「クリフ・テイラー」と
彼を取り巻く人々の運命を描いた本作は
過激にして堅実な極道映画であります。
「罪を犯した人間が人生をやり直すことの難しさ」
「社会に潜む犯罪への落とし穴」を題材とする過激さと
娯楽映画的アクション・ロマンス・サスペンスを的確に押さえ
効率主義+スター主義的に進行する堅実さを
兼ね備えたストーリー&演出は
私に「活劇性と人情味&社会性の共同戦線」と
「見せるべき&伝える的ポイント」に的を絞った
映画作りの一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(悲劇を乗り越え「ハッピー・エンド」に向かって静かに進んでいく
男女2人に心打たれる幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「教訓系極道映画」の一翼を担う作品であると言えるでしょう。
暇つぶし映画技法、社会派的メッセージ性
極道系俳優陣の魅力が軽快且つクールに絡み合う本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。