映画に感謝を捧ぐ! 「ホラー・ホスピタル」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はアントニー・バルチ監督の
「ホラー・ホスピタル」に感謝を捧げようと思います。
謎の科学者「ストーム」と彼を取り巻く人々の
運命を描いた本作は
堅実さと悪食性が交錯するホラー映画であります。
館系ホラー&モンスター系ホラーの定番を
的確に押さえる堅実さと
人体破壊描写を繰り出す悪食性が
一体となったストーリー&演出と
怪奇的濃厚さを感じさせる敵役陣が一体となる光景は
私にホラー映画における「顔力」の重要性と
「優等生気質と残酷趣味の共同戦線」の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(マッド・サイエンティストの執念と
狂気に与した人間の末路を静かに写し出す
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「館系&狂科学系ホラー」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
閉鎖系+巻き込まれサスペンス、ゾンビ系ホラー
マッド・サイエンティスト系SFが
軽やか且つ陰鬱に絡み合う本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。