映画に感謝を捧ぐ! 「人喰いエイリアン」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はノーマン・J・ウォーレン監督の「人喰いエイリアン」に

 感謝を捧げようと思います。

人喰いエイリアン[DVD]
人喰いエイリアン[DVD]

 山荘で暮らす女性2人「ジョセフィーン&ジェシカ」の

 運命を描いた本作は

 野性的思考と小規模映画的思考に彩られた

 

 世紀の怪作であります。

 同性愛映画、愛憎劇、エイリアン系SFをつなぎ合わせたストーリー

 ホラー的残酷描写、ポルノ的性描写

 サスペンス技法を兼ね備えた演出

 節約感漂うキャラクター造形が一体となる光景は

 私に「残酷趣味&性的欲求」に支配された作品世界と

 「小規模映画的サービス精神」の極限に挑む人々の勇姿を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 

 (映画史上屈指の「静かなる地球の危機」を世に示した

 幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「館系+地球侵略系SF」の一翼を担う作品であると言えるでしょう。

 ロマンス、ホラー、SF、サスペンスを融合させた物語&映像が

 野性的欲求&効率主義の赴くままに突き進む姿に

 圧倒される本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。