映画に感謝を捧ぐ! 「赤ずきん(2011年版)」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はキャサリン・ハードウィック監督の
「赤ずきん(2011年版)」に感謝を捧げようと思います。
同名のグリム童話をもとにして2011年に作られた本作は
伝統芸と時代の空気が絡み合う陰性童話であります。
「赤ずきん」を象徴する要素と
少女漫画、狼男系ホラー、アイドル映画を
融合させることによって生を受けた
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「伝統文化と若者向けサービス精神の共同戦線」と
「ロマンスとサスペンス、愛と狂気を結ぶ絆」の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(愛憎劇とモンスター映画のハッピー・エンドを
組み合わせたかのような幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「愛憎劇入り狼男系ホラー」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
「赤ずきん」にTVゲーム&挿絵感溢れる映像
ホラー+ラブストーリー的人間関係を加えることによって
作品世界を生み出した本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。