映画に感謝を捧ぐ! 「戦友(1937年版)」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はW・S・ヴァン・ダイクJr監督の
「戦友(1937年版)」に感謝を捧げようと思います。
戦争映画 パーフェクトコレクション 栄光の軍旗 DVD10枚組 (ケース付)セット
兵士「フレッド&ジミー」と看護師「ローズ」の
運命を描いた本作は
戦争映画史上屈指の「娯楽力」を感じさせる作品であります。
戦争映画、恋愛劇、犯罪サスペンス
逃亡アクションを網羅しつつ
軽やかに進行するストーリー&演出は
私に「一作品に複数の娯楽要素を取り込む」実験と
「戦争の間接被害」を映画的に表現する手法の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(恋愛悲劇と反戦メッセージが静かに交錯する
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「娯楽要素融合型戦争映画」の雄と呼ぶにふさわしい
作品であると言えるでしょう。
娯楽的サービス精神&効率主義の赴くままに進みつつ
「戦争」の非情さを訴えることによって
後年の戦争映画に対する「道しるべ」の一つとなった本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。