映画に感謝を捧ぐ! 「ゾンビッド ティーンエイジ・ゾンビの恐怖」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジェリー・ウォーレン監督の
「ゾンビッド ティーンエイジ・ゾンビの恐怖」に
感謝を捧げようと思います。
謎の女性に監禁された男女4人と
彼らを捜す男女2人の運命を描いた本作は
壮絶なる「実験精神」に彩られたモンスター映画であります。
ホラー、SF、テロ対策映画、青春映画、スパイ活劇の技法を
力業で組み合わせる事によって生を受けた
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「小規模映画会社」特有の娯楽要素が
一堂に会する光景と
狂気と和やかさが独特のバランスで共存する現象の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(「青春映画要素」の勝利を高らかに掲げる
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「奇策系モンスター映画」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
怪奇恐怖と科学、捜索者目線と被害者目線
スリル&サスペンスとロマンス
国際情勢を生かしたハッタリと効率主義&節約精神を
バランス良く配合することによって
後年のSF&ホラー映画に対する「道しるべ」の一つとなった本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。