映画に感謝を捧ぐ! 「海軍魂」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はウィリアム・バーク監督の「海軍魂」に
感謝を捧げようと思います。
戦争映画 パーフェクトコレクション 戦火の英雄たち DVD 10枚組 ACC-111
海軍の訓練所に入隊した男たちの
運命を描いた本作は
迅速にして戦術的な軍事系青春映画であります。
各種娯楽要素の融合、効率主義的ストーリー展開
軽快且つ自然な状況設明描写によって
海軍礼賛+戦意高揚臭を緩和し
娯楽映画的魅力を前面に出そうという試みは
私に「娯楽映画技法と情報戦術技法の共同戦線」と
「学校」の映画的活用法の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(「戦争」の過酷さ&残酷さを巧みに覆い隠し
万事解決のハッピー・エンドに仕立て上げる姿が
感動と戦慄の入り交じった感触を呼び起こす
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「軽量級海軍礼賛系青春映画」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
スポーツ映画的訓練&友情、恋愛映画的男女関係
ホームドラマ的家族関係を盛り込むことによって
娯楽映画の装飾を纏いつつ「海軍礼賛&戦意高揚」を
行う事を可能にした知略&技術によって
後年の映画に対する「道しるべ」の一つとなった本作は
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。