映画に感謝を捧ぐ! 「サイボーグ・シティ」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はリー・スコット監督の「サイボーグ・シティ」に

 感謝を捧げようと思います。

サイボーグ・シティ [DVD]
サイボーグ・シティ [DVD]

 メキシコを目指す女性強盗団の運命を描いた本作は

 SF映画史上屈指の「マニア感」を感じさせる珍作であります。

 ロボット系SF、ゾンビ系ホラー、西部劇、泥棒映画

 男児向けコミック、記録映像、TVゲームの特性を

 力業で融合させることによって生を受けたストーリー&演出は

 私に「趣味と実益、ハッタリと省エネ&省力化の共存」と

 「複数の娯楽要素を勢い任せに組み合わせる」事によって生じる

 科学反応の一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (各種娯楽要素のハッピー・エンドと

 ホラー映画的思わせぶりを組み合わせたかのような

 幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「異文化交流型女系SF」の一翼を担う

 作品であると言えるでしょう。

 1996年の映画「フロム・ダスク・ティル・ドーン」が

 映画界に与えた影響

 男児向け娯楽作品特有のサービス精神

 凶暴さと滑稽さを結ぶ「絆」を象徴する存在である本作と

 活きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。