映画に感謝を捧ぐ! 「由緒正しきネコ」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回は「由緒正しきネコ」に感謝を捧げようと思います。
「フィリックス・ザ・キャット」による主演作の一つとなる本作は
ユーモア、ハッタリ、風刺に彩られたアニメーション映画であります。
上流階級のパーティーに加わるための「ほら話」を
歴史を気にしない豪快さ、ギャグ漫画+サイレント喜劇感覚
異文化交流精神の赴くままに映像化したストーリー&演出は
私に、アイデアを駆使して「上流社会の閉鎖性」に挑む庶民の勇姿と
「歴史」の映画的活用法の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(能天気なハッピー・エンドと上流社会に対する皮肉が絡み合う
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「喜劇系上流社会+ホラ吹き入門」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
C・チャップリン関連作、アニメーション&コミック
SF的手法の限りを尽くして
上流社会の傲慢さ&危うさを写し出す本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。