映画に感謝を捧ぐ! 「俺は善人だ」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジョン・フォード監督の「俺は善人だ」に
感謝を捧げようと思います。
脱獄囚「マニオン」と
彼と間違われて逮捕された男「アーサー・ジョーンズ」の
運命を描いた本作は
軽妙且つ過激な笑いに彩られた犯罪映画であります。
「巻き込まれ映画」の王道、報道&警察に対する風刺
極道映画的人間模様をドタバタ喜劇的に加工した
ストーリー&演出、キャラクター造形は
軽やかに進行する光景は
私に「悲劇と喜劇を結ぶ絆」
「過激なメッセージをユーモラスに表現する技法」
「犯罪者と社会の複雑な関係」の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(主演男優E・G・ロビンソンの善悪入り乱れた怪演と
ブラック・ユーモアとスリル&サスペンスが絶妙のバランスで配合された
「決着の付け方」となっている点も見逃せません。)
まさに「巻き込まれ喜劇」の雄と呼ぶにふさわしい
作品であると言えるでしょう。
犯罪映画の香り漂う俳優&女優陣
J・フォード監督の活劇系映像技
日常劇風味と社会風刺が混ざり合ったユーモアが
融合することによって生じる喜劇的科学反応を
満喫させてくれた本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。