映画に感謝を捧ぐ! 「ブラックメール/脅迫」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はレスリー・グリーフ監督の

 

 「ブラックメール/脅迫」に感謝を捧げようと思います。

ブラックメール / 脅迫 EMD-10015 [DVD]
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 ブライアン・フェア・バーキーの小説

 「KEYS TO TULSA」をもとにして作られた本作は

 軽やかなる放浪感に溢れた青春映画であります。

 犯罪劇と愛憎劇の間を彷徨うストーリーと

 スター主義と娯楽的スリル&サスペンスを

 融合させたかのような演出が緩やかに進行する光景は

 私に「アイドル映画的サービス精神」と

 「暇つぶし映画的サービス精神」による共同戦線の

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (ハッピー・エンドの爽快感よりも犯人&警察の愚かしさが

 印象深い幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「上流社会+極道系青春映画」の一翼を担う

 作品であると言えるでしょう。

 美男美女のロマンスと殺人事件を巡る

 人間模様を力業で組み合わせ

 娯楽映画的暴力、お色気、装飾を

 徹底追求することによって生を受けた本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。