映画に感謝を捧ぐ! 「インベーダー侵略 ゾンビ襲来」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はエドワード・L・カーン監督の
「インベーダー侵略 ゾンビ襲来」に感謝を捧げようと思います。
姿を隠し、死体を操るエイリアンに立ち向かう
人々の運命を描いた本作は
実験精神と技巧に溢れたSF映画であります。
災害映画、超能力系SF、ゾンビ系ホラーを
融合させた技術で地球侵略を企むエイリアンとの戦いを
災害映画の法則、特撮、状況設明台詞の
限りを尽くして描いていくストーリー&演出は
私に、SF要素とホラー要素を組み合わせる事によって
生じる科学反応と
効率性と娯楽的見せ場作りの共存を図る試みの
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(過剰なまでに迅速な解決→反戦メッセージの奇襲攻撃に
圧倒される幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「娯楽要素融合型地球侵略SF」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
同年のSF映画「プラン9・フロム・アウタースペース」の
物語・映像・俳優&女優陣を強化したかのような空気感と
1950年代の映画事情を感じさせる本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。