映画に感謝を捧ぐ! 「ラストヒットマン」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はクリストファー・ウォーレ・スメッツ監督の
「ラストヒットマン」に感謝を捧げようと思います。
殺し屋「ハリー」と一人娘「ラクエル」の
運命を描いた本作は
静かなるスリル&サスペンスと哀愁が絡み合う
殺し屋映画であります。
巻き込まれサスペンスと難病映画を
つなぎ合わせたかのようなストーリー&キャラクター造形と
暴力的でありながらも淡々としたアクション・シーンが
融合することによって生じる科学反応は
私に「極道風味とホームドラマ風味による共同戦線」と
殺し屋の宿命を映画的に表現する手法の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(アクション映画的ハッピー・エンドと
難病映画的バッド・エンドが静かに絡み合う
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「陰謀劇+家族劇系殺し屋映画」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
殺し屋映画、難病映画、家族劇の王道が
激しくもクールにせめぎ合う本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。