映画に感謝を捧ぐ! 「マジシャン・プレスト」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はダグ・スウィートランド監督の「マジシャン・プレスト」に
感謝を捧げようと思います。
手品師「プレスト」とウサギ「アレック」の運命を描いた本作は
軽量でありながらも貪欲&豪快な
アニメーション映画であります。
超能力映画的発想、サイレント喜劇的笑い
アクション&サスペンス的頭脳戦、舞台芸の香りが
融合したストーリー&演出が軽やか&陽気に進行する光景は
私に「芸道に生きる人間の情熱&狂気」をアニメーション的に
表現する技法の一形態と
映画風味と舞台風味、サスペンスとコメディ
バラエティ番組的笑いとギャグ漫画的笑いによる
奇妙な共同戦線を目の当たりにする機会をもたらしました。
(アクション映画やスポーツ映画とは一味違う形で
「対決の果てにもたらされる友情」を表現した
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「舞台芸型アトラクション・ムービー」の
軽量なる強豪作であると言えるでしょう。
「手品」という芸、「舞台」という空間、知力&体力の限りを尽くした決闘
アニメーション映画の魅力が一堂に会した本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。