映画に感謝を捧ぐ! 「流血の荒野」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はウィリアム・マクガン監督の「流血の荒野」に

 感謝を捧げようと思います。

西部劇 パーフェクトコレクション 流血の荒野 DVD10枚組 ACC-179
西部劇 パーフェクトコレクション 流血の荒野 DVD10枚組 ACC-179

 テキサスで牧場を始めた船乗り達の運命を描いた本作は

 史劇と活劇の香りが交錯する西部劇であります。

 ホームドラマ、抗争劇、テキサスの歴史が融合したストーリーと

 西部劇と戦争映画の特性を兼ね備えた

 アクション・シーンが一体となる光景は

 私に「開拓に宿る熱気&狂気」を西部劇的に表現する手法と

 娯楽的サービス精神&効率主義と史劇的スケール感による

 共同戦線の一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (勧善懲悪の爽快感よりも

 「アメリカ流開拓精神」を高らかに掲げる決着の付け方と

 なっている点も見逃せません。)

 まさに「軽量級史劇系西部劇」の一翼を担う

 作品であると言えるでしょう。

 牧場経営によって「帝国」を築こうとした男たちを

 アクション、頭脳戦、人情劇を絡ませながら

 写し出していく本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。