映画に感謝を捧ぐ! 「アンドロクレスと獅子」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はチェスター・アースキン監督の「アンドロクレスと獅子」に
感謝を捧げようと思います。
ジョージ・バーナード・ショーの戯曲「アンドロクレースとライオン」を
もとにして作られた本作は
史劇史上屈指の「軽業ぶり」を感じさせる作品であります。
コメディ、ラブストーリー、宗教映画風味を混ぜ合わせながら
描いていくストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「童話の挿絵風味と舞台劇風味」・「歴史教材性と娯楽性」
「シリアスとユーモア」・「スリルとロマンス」が
互いの持ち味を生かし合う光景を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(ラブストーリー、コメディ、史劇の「ハッピー・エンド」を
力業でつなぎ合わせる豪快さと
「獅子」の和やかな名演ぶりが印象深い
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「娯楽要素融合型史劇」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
過酷な時代を軽やかに渡り歩く主人公の勇姿と
史劇的スケール感と大衆娯楽性が独特のバランスで共存する
物語&映像が心地良い本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。