映画に感謝を捧ぐ! 「インデペンデンス・デイ2016」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はローラ・ベス・ラヴ監督の

 「インデペンデンス・デイ2016」に感謝を捧げようと思います。

インデペンデンス・デイ2016 [DVD]
インデペンデンス・デイ2016 [DVD]

 地球に襲来したエイリアンの謎に迫る

 

 人々の運命を描いた本作は

 壮絶なる既視感&肩すかし感に圧倒されるSF映画であります。

 初代「インデペンデンス・デイ」の流れを汲む大破壊から

 頭脳戦&テロ対策的な方向へと転じていくストーリーと

 便乗商品映画界の雄「アサイラム」特有の

 軽量級CG&緩やかなアクション・シーンが一体となる光景は

 私に「地球にダメージを与えない人類滅亡」を目指すエイリアンと

 「テロリスト」風味溢れるアメリカ政府&軍の奮闘ぶりを

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (「娯楽映画的高揚感」を極限まで抑制するかのような

 最終決着→幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「竜頭蛇尾系地球侵略SF」の歴史に輝く

 大珍作であると言えるでしょう。

 アルバトロスが誇る「インデペンデンス・デイ系列作」

 史上屈指の穏健作にして

 「アサイラム上級者」向け作品の上位に立つ本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。