映画に感謝を捧ぐ! 「ボーダー・コップ 狙われた国境線」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はクリストファー・レイチ監督の
「ボーダー・コップ 狙われた国境線」に感謝を捧げようと思います。
国境警備隊員「クーパー」と彼を取り巻く人々の
運命を描いた本作は
独特のバランス感覚に彩られたアクション映画であります。
アクション映画的見せ場、社会派風味
イタリア西部劇的装飾&残虐性
刑事映画+極道映画的人間模様が
融合することによって生を受けた
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「凶暴性と緩やかさ」・「豪快さと渋味」
「活劇性とメッセージ性」が
独特のバランスで共存する光景を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(様々な問題を力業で粉砕し
「家族」と共に今を全力で生きようとする姿に
心打たれる幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「異文化交流系アクション映画」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
アメリカとメキシコの国境で繰り広げられる
男たちの闘い&苦悩の日々を
暇つぶし映画的軽快さと社会派的苦味を混ぜ合わせながら
描くことを追い求めた本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。