映画に感謝を捧ぐ! 「地獄のプリズナー」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はジョン・オコーナー監督の「地獄のプリズナー」に

 感謝を捧げようと思います。

地獄のプリズナー [DVD] - デビッド・ジャンセン, カリン・ドール, クリストファー・ストーン, アート・メトラーノ, ジョン・オコーナー
地獄のプリズナー [DVD] - デビッド・ジャンセン, カリン・ドール, クリストファー・ストーン, アート・メトラーノ, ジョン・オコーナー

 事故によって落下した核爆弾を巡る戦いを描いた本作は

 1970年代と80年代の境界線を感じさせる

 アクション映画であります。

 暇つぶし規模のスケール感&スピード感の中で

 アクション映画にありがちな状況を網羅し

 アメリカとイスラエルの関係を皮肉った

 

 ストーリー&演出、キャラクター造形は

 私に、1970年代的渋味と

 1980年代的能天気さのせめぎ合いと

 アクション映画的効率主義の一形態を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (ハッピー・エンドの爽快感よりも戦いの虚しさ&哀しさに

 重きを置いた幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「お宝争奪+テロ対策系アクション映画」の

 一翼を担う作品であると言えるでしょう。

 活劇性と残酷性、勧善懲悪要素と風刺要素

 ワンマン・ヒーロー要素とチームバトル要素が軽やかに絡み合う本作と

 生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。