映画に感謝を捧ぐ! 「ホーンテッド・グラウンド」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はアダム・ギーラッシュ監督の
「ホーンテッド・グラウンド」に感謝を捧げようと思います。
ホーンテッド・グラウンド LBXC-512 [DVD] - レイシャ・ヘイリー, ゲイル・ハロルド, チェルシー・ロス, ステファニー・ブラウン, アダム・ギーラッシュ
新居において怪現象と遭遇した女性
「エミリー・ウィーヴァー」の運命を描いた本作は
様々なアイデアによって過酷な条件に挑むホラー映画であります。
殺人&特殊効果に依存することなく「ホラー風味」を生成するため
舞台劇的区切り、サスペンス的謎解き
ホームドラマ的葛藤を駆使するストーリー&演出は
私に「悲劇の連鎖性」と新居選びにおける「家の歴史」調査の
重要性をホラー映画的に表現する手法の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(ハッピー・エンド&悲劇が「主人公の主観」によって
決定される存在であるというメッセージを
静かに放つかのような幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「因縁系ホラー」史上屈指の奮闘作であると言えるでしょう。
ホラー映画の法則に沿った驚かせ&思わせぶり描写と
暴力的でない怪奇描写の追求が絡み合う本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。